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アドラー東北は不登校などの子育ての悩みや親子関係悪化のお悩みをアドラー心理学で解決に導く各種セミナーを開催しています。
不登校のお子さんを抱えた親御さんには、不登校について、お子さんの生活について、親御さんの心の持ち方など、ご相談はたくさんおありになるのですが、このページでは実際に多い事柄について簡単に述べています。
ただ基本的にはAでのお答え・対応もお子さんと「話し合える」関係があって始めてできることです。アドラー心理学の子育ては、親子がお互いに尊敬しあい信頼しあい、役割は違っても対等な人間としてヨコの関係が築けて初めて「話し合い」が成り立つと考えています。それらの関係を築くために必要なことを集約したプログラムがSMILEです。
SMILEをベースにした親子関係があって初めてご相談に対するお答えが成り立つことをご考慮の上お読みいただきたいと存じます。
ここではお子さんの不登校で悩まれている親御さんからよく寄せられるご質問をご紹介します。
不登校という状況は、学校へ行くことがお子さんにとって困難になってしまった状況であると捉えています。その困難に立ち向かい克服するには「勇気」が必要で、勇気を持ってもらえるよう親が勇気づけの子育てをすることを推奨しています。
不登校のみならず、これからの人生で様々な困難がお子さんには降りかかることでしょう。お子さんが自分の困難に立ち向かっていけるよう勇気づけを身に着けることが必要というのがアドラー心理学の捉え方です。
私たち大人はどうしても「子どもが何をしたか」や「どう行動しているか・したか」に気を取られることが多いものです。
行動について「どうしてそういうことをしたの?」とは聞いても、「どんな気持ちでそうしたの?」とは聞かないものです。
不登校という現実に直面してはじめて「子どもが何を考えているのかわからない」と感じられる方は多いようです。
お子さんが不適切な行動をしたときに「なぜそんなことをしたの?」とは聞きますが、「どういう気持ちでそんなことをしたの?」とは聞いていないのではないでしょうか。
不登校になるには前段階の兆候となる不適切な行動があったはずで、その段階でもたぶん「どういう気持ち?」ということはお聞きになっておられないことが多いのではないでしょうか。
勇気づけは「褒める」ことではないので、私たちのほとんどが初めて経験する方法と言えると思います。
はじめてのことはできないのが当たり前ですから、時間をかけてゆっくり身につけていかれることがいいと思います。
学校へ行かないで家にいるお子さんについても多くのご質問が寄せられています。
何人かの人が集まるいわゆるグループ、クラスやサークル、会社などのグループ内で、自分勝手な行動をするひとがいると困るというご経験はどなたでもおありになると思います。
家庭もグループです。何人かの人が集まって家族が構成されています。グループのメンバーが協力してはじめて運営が成り立ちます。
誰かの行動で誰かが困るということがあれば対応したほうがいいのです。お子さんの昼夜逆転がほかの家庭のメンバーにとって困る事態を招いているのであれば、そのことについてグループの運営に協力してもらうよう提案していかなければなりません。
一緒にご飯を食べなければ、用意する人片づける人が困るのであるとか、みんなが起きてみんなが寝るときにそうでないことで困ることがあるのであれば、それを伝えていかなければなりません。
不登校のお子さんが昼夜逆転生活していることによって家庭のメンバーは何を困っているのかをまず考えてみましょう。
本人にとっても生活のリズムが整っていた方が、本人にとっても好ましいと思いますので、健康面からも提案していくことは可能だと思います。家にいるのであれば協力して家庭の運営に携わる気持ちを持ってもらえるように工夫したいものです。
あまりにも長時間ゲームばかりしているようだとご心配になるのはわかります。残念ながらたとえ止めたとしてもムキになってやり続けることの方が多いようです。
話し合いの親子関係ができたら「ゲームについて時間を親子で決める」などの対応がとれるようになっていきます。
子どもはきちんと納得すれば、決められたことを守りますが、納得せず一方的に親の側が主張すると「反抗」へ走る傾向がありますので、くれぐれも親子がフラットで話し合える関係であることが大事です。
学力の必要性はあると思います。ですので学校へ行けないなら行けないなりに、学習の機会を提案していくことは大事だと思います。
今はフリースクールや塾などの活用も可能ですから、お子さんが行きたいと言えば、どんどん機会を活用していくことは好ましいと感じています。
不登校のお子さんを持つ親御さん自身も自分がどうしたらいいのか悩んでおられることがたくさんあります。
もしも親が自分の都合を取りやめたり、わきへ置いて、お子さんに付き添って学校へ行ったとしたら、お子さんは何を学ぶのか考えてみましょう。
自分のためなら誰かの都合が犠牲になることは当然であるとか、当たり前であるとか、親だからしてくれてもいいでしょう、という考えを持つことは今後にどう影響するのでしょうか。
またこれからずっと学校へ付き添っていくことは現実的でしょうか。
状況によってはたまには、ということがあっても構いませんが、やり続けることは弊害が多いと感じます。
親が仕事をしているから、お子さんが不登校になるわけではありません。また家にいてついているからといって学校へ行けるようになるわけでもありません。
親には親の役割とすべきことがあります。学校へ行く行かないは子どもの考えるべき課題であり、役割をこなすということでもあります。
親は親として普段通りの生活を送ることが大事です。そうでないと、自分が困ったときには、親が自分の役割を放棄してでも助けてくれると子どもが勘違いしてしまいます。
子どもが学校へ行けるように協力はしても、奉仕をすることは望ましいことではないのです。
お子さんが不登校になったことについて、ご自分を責める方は結構おられますが、親子ともに辛くなるだけですから、こういうケースではきちんと課題を分けたいものです。
学校へ行かないのは最終的に子どもの課題であり、子どもの自己決定です。
そのことについて親であるあなたが過度に責任を感じたりなんとしても解決する必要はありません。あなたが変わればお子さんも変わる可能性はありますが、それも最終決定はお子さんが決めることです。
方や子育てに自信がない、自分を責めてしまって辛いというのはご自分の課題ですから、自分で取り組む必要はあるでしょう。
不登校になったからと言ってすべてがダメになったわけではありません。アドラー心理学を学ばれることで気持ちが少し楽になり、余裕ができると、親子が変わるチャンスと捉えることもできるようになるでしょう。前向きに「何が自分に必要で、何ができるのか」を考えられるようになっていけばいいのです。
話し合いを中心に学んでいくのが
アドラースタイル
お子さんの不登校で悩んでおられるあなたにとって、アドラー心理学の子育てを学ばれることは、気持ちが楽になるだけでなく、明確な指針が示されることで安心して子どもに向き合うことができる大きな自信がつくことでしょう。
新しい子育て法を実践するには時間がかかります。SMILEで学習することで、どうすればいいのかがわかります。その後は、ひとつひとつ段階を踏んで身に着けていくために親の会へ参加することができます。
アドラー東北ではSMILEも親の会も初めてでも安心して話せるよう参加できるような配慮を行なっています。
今の自分から一歩踏み出せるようご活用ください。
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お子さんの問題で悩んでおられる親御さんのご相談に乗って早15年になりました。たくさんの方たちが笑顔を取り戻していくことを自分の糧としてアドラー子育てを普及し続けています。
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